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鉄路の彼方へ

鉄路の彼方へ

冬の旅路〈1〉

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新年の幕開け
新年の幕開け 《平成28年1月上旬》
名古屋臨海高速鉄道:野跡〜金城ふ頭

年末になってもなおこの冬は
特別冷え込む日々もなく
空もぼんやり霞む毎日
そして迎えた新たな夜明け
今年は何か良い兆し



新年の幕開け
新年の幕開け 《平成28年1月上旬》
名古屋臨海高速鉄道:野跡〜金城ふ頭


謹 賀 新 年

本年もよろしくお願い致します




元日の平穏な夕暮 2019
元日の平穏な夕暮 2019 《平成31年1月上旬》
天竜浜名湖鉄道:二俣本町〜西鹿島

八十年代頃までの英国の鉄道は
宗教上の慣習から日曜祝日は列車大幅減便
さぞかし不便ではと感じた日本人の感性は
節操もなく名ばかりの祝日大量生産
元日も普段と同じ時刻の汽車走る国



六所神社参道
六所神社参道 《平成29年1月上旬》
名古屋鉄道:東岡崎

一年の区切りがどうしてこの時期なのか
子供の頃から不思議に思った
調べた答えはしかし忘れた・・・
そんなのんきな人種の元にも
新たな年の幕開けの日



寅さんの時代
寅さんの時代 《平成30年1月上旬》
京成電鉄:柴又

わたくし生まれも育ちも
“満男君”世代であります・・・
いささかこじつけな文句ですが
寅さん映画で 生まれ育った時代を
懐かしむ年頃になってまいりました・・・



浅草観光
浅草観光 《平成30年1月上旬》
東武鉄道:浅草

数年前 京都嵐山で出会った人力車
ここ浅草界隈ではそれ以上の大人気
隅田川河畔を拠点にぐるっと一回り
最後にスカツリーを背景に記念撮影
東武線の古風なガードと似合いの情景



心象風景
心象風景 《平成30年1月上旬》
東北本線 及び 東北新幹線:上野駅

ある世代以上の東日本人にとって
上野駅は故郷との間の心象風景
東北・北海道・上信越
各地と結んだ夜汽車も今は昔
見上げる大改札の風景だけが当時のまま



上野駅
上野駅 《平成30年1月上旬》
東北本線 及び 東北新幹線:上野駅

昭和の時代に建てられた
直線基調のコンクリート駅舎
屋上に電照の駅名が輝く
つい最近まではどこにでもありふれた
がしかし 急速に姿を消しつつある・・・

季節の一枚 ページ



希望の灯へ
希望の灯へ 《平成30年1月上旬》
東武鉄道:浅草〜とうきょうスカイツリー

元旦の澄んだ夜空に
人影も疎らな繁華街
今振り返る平穏な
ありふれた年の始まり
コロナ禍の今や希望の灯

季節の一枚 ページ



東京駅
東京駅 《平成30年1月上旬》
東海道本線・東海道新幹線・総武本線・京葉線・中央本線・東北本線 及び 東北新幹線:東京駅

方や 大正ロマンの東京駅は
鉄道会社の威信をかけて
創建時の姿に復元再生
景観民度の極端に低い
日本にしては稀に見る大事業



鹿島サッカースタジアム駅
鹿島サッカースタジアム駅 《平成30年1月上旬》
鹿島線・鹿島臨海鉄道:鹿島サッカースタジアム駅

東日本旅客鉄道鹿島線の終点
そして鹿島臨海鉄道との接続駅
その昔は北鹿島駅と呼ばれた
普段は摩訶不思議な存在感
サッカー開催日だけの旅客扱い



降霜
降霜 《平成30年1月上旬》
鹿島線:香取〜十二橋

からからに乾き切った冬の大地に
潤い与えた夜半の雨何時しか上がり
再び冬型の気圧配置の朝はしかし
予想以上の降霜でダイヤは大混乱
何時来るのか 朝日は昇るが 〜



降霜
降霜 《平成30年1月上旬》
鹿島線:香取〜十二橋

〜 ふと目に飛び込んだ足元の
畦は日差しを受けて白銀の輝き
大急ぎで狙い変更機材取り換え
レンズ操作は煩雑カメラは不慣れ
彼方の汽車接近も時間切れ大慌て



鴨撃ち小屋
鴨撃ち小屋 《平成30年1月上旬》
鹿島線:香取〜十二橋

利根川河口地域に広がる湿地帯
夜明け前から釣り人で賑わう湖畔に
葦で覆った“鴨撃ち小屋”
朝の穏やかな湖面に浮かぶ
役目を終えつつある夢の跡



水郷線
水郷線 《平成30年1月上旬》
鹿島線:香取〜十二橋

その昔 急行“すいごう”号が走った
鉄路はここではないようだけれど
来てみて初めて知った雄大な水郷風景
全く予定外の長居を決め込んだ
お気に入りの撮影地域に

季節の一枚 ページ



新しい駅
新しい駅 《平成30年1月上旬》
首都圏新都市鉄道:みらい平駅

関東平野を一路北へ
戦後以来の計画都市は
鉄道開通で開発は加速
首都圏新都市鉄道の
みらい平は未来への街



蓮根街道
蓮根街道 《平成30年1月上旬》
常磐線:土浦〜神立

霞ヶ浦湖畔が蓮根の特産地だと言う事は
何かの情報で知っていたけれど
本当に広大な蓮根畑続く風景が残る
大事な畑は網で覆われ絵にし難いけれど
線路脇に構えて白い“蓮根電車”を狙った



元日の平穏な夕暮
元日の平穏な夕暮 《平成29年1月上旬》
豊橋鉄道:芦原〜植田

高師原を下ると梅田川河口の低湿地
土地改良によって田園地帯になったけれど
名前の通り元は太古以来の広大な葦原
穏やかに明けた新年の初日
遮るもののない風景は今 静かに暮れ行く



カラフルトレイン
カラフルトレイン 《平成29年1月上旬》
豊橋鉄道:高師

豊橋鉄道渥美線
活躍の車両は全部一緒
元東急のお下がり電車
そう言われれば退屈だけれど
ちょっとした工夫で案外魅力



木製電柱
木製電柱 《平成29年1月上旬》
豊橋鉄道:老津〜杉山

三両編成のカラフルトレインが
十五分間隔で運転の渥美線
けれどそこは中小の泣き所
設備だけ見れば結構レトロ
架線柱だってほとんどが木製!

季節の一枚 ページ



植田1号
植田1号 《平成29年1月上旬》
豊橋鉄道:植田

そしてなんといっても
脱輪防止用の古タイヤ
植田駅と向ヶ丘駅周辺の
ほぼすべての踏切に残ってる
いつの頃の物だろう 〜



植田5号
植田5号 《平成29年1月上旬》
豊橋鉄道:植田〜向ヶ丘

〜 よくよく観察すれば
いくつかのタイヤには踏切名
年季のせいで消えつつあるけど
手書きなのがたまりません
これも昭和の風景遺産



委託発売所
委託発売所 《平成29年1月上旬》
豊橋鉄道:杉山

戦後から平成に移り変わる頃までは
たぶん多くの駅で行われていた
駅前の商店などでの委託乗車券販売
豊鉄のホームページで確認すれば
この風情も今は杉山駅に残るのみ



懐古的線路風景
懐古的線路風景 《平成29年1月上旬》
豊橋鉄道:植田〜向ヶ丘

ただ駅に立ち寄ろうと
渡りかけた踏切で
見つめる視線は反対方向
傾く西日に照らされて
脳裏に宿る記憶の情景



ポルトガル語
ポルトガル語 《平成29年1月上旬》
豊橋鉄道:柳生橋〜小池

自動車関連産業を中心に
一時期大量に集まった南米系の人たち
その多くはブラジル人
操る言葉はポルトガル語
県内では役所なら第二の言語かな



手旗誘導
手旗誘導 《平成29年1月上旬》
豊橋鉄道:高師

高師駅は渥美線の拠点
車庫と運転所が隣接で
眺めているだけでも楽しい場所
時折想定外の光景も見られ
何度来ても新たな発見



伝統と革新
伝統と革新 《平成29年1月上旬》
東海道新幹線:豊橋駅

こと公共設備に関しては
新し物好きの日本人
鉄道施設も典型例だけれど
最新鋭の列車の陰で
意外にも伝統の道具活躍



整列の民
整列の民 《平成29年1月上旬》
東海道新幹線:豊橋駅

乗車待ちに並ぶ習慣
不思議に思う人はいない
確立した時代は知らないけれど
現代日本人が身に付けた
世界に誇る精神文化



駅前大通
駅前大通 《平成29年1月上旬》
豊橋鉄道:駅前大通

昔はこの辺が終点でした
路面電車受難の時代に
ほんの150mだけれど
駅前まで延長乗り入れ
合わせて景観も垢抜けた駅前通り



舶来機関車
舶来機関車 《平成26年1月上旬》
箕輪町郷土博物館

アルプスに抱かれた高原の路を
右に左に上り下り
地域を支えた力持ちは
大洋彼方の舶来さん
あの日を見下ろす丘の余生



ネオンサイン
ネオンサイン 《平成30年1月中旬》
近畿日本鉄道:宇治山田駅

昭和の世代にとって
ネオン輝く懐かしの情景は
夜の歓楽街の象徴的景観
凝りに凝った液晶全盛の今も
地味に生き続けるレトロな人気者



古典的機械仕掛けの遮断機
古典的機械仕掛けの遮断機 《平成28年1月中旬》
昭和四日市石油専用線

奇跡の現役 古風な踏切
ワイヤーと滑車を用いた単純な仕組みで
守衛小屋から遠隔操作
見れば動く仕組みがわかる
電気仕掛けには無い魅力



保線員
保線員 《平成28年1月中旬》
関西本線:塩浜(貨)
及び
近畿日本鉄道:塩浜〜海山道

夏の日差しにも
冬の北風にも
昼夜を問わず裏方に専念
いつもどこかの鉄路の片隅で
安全を支えるプロフェッショナル



冬の太陽が昇る頃
冬の太陽が昇る頃 《平成28年1月中旬》
伊勢鉄道:河原田〜鈴鹿

鮮やかな夜明けは日の出を迎え
明るさと共に色彩は消える
やがて大地から朝日が昇り
再び一面オレンジの高彩
地平線を一番列車は駆け抜ける

季節の一枚 ページ



非電化複線

非電化複線

非電化複線

非電化複線
非電化複線 《平成28年1月中旬》
伊勢鉄道:河原田〜鈴鹿

飾り気のない集合住宅と
煙たなびく巨大な煙突
緩やかな上り下りを繰り返し
まっすぐ伸びるバイパス路線
これもひとつの昭和の残像



豊川の橋梁史
豊川の橋梁史 《平成29年1月中旬》
東海道本線:豊橋〜西小坂井
飯田線:下地〜小坂井
及び
名古屋鉄道:豊橋〜伊奈

付近で知らない景色なんて
あるとは思いもよらなかった
線路と線路に囲まれた
時の止まった隔絶風景
橋梁架け替えによる昭和の廃墟



孫八架道橋
孫八架道橋 《平成29年1月中旬》
東海道本線:豊橋〜西小坂井
飯田線:下地〜小坂井
及び
名古屋鉄道:豊橋〜伊奈

こちらはかなり以前から
気になり温めていた孫八架道橋
レトロな雰囲気の異空間
その上ここは小学校の通学路
放課後の子供たちは皆元気いっぱいに・・・



“市電”赤岩口
“市電”赤岩口 《平成29年1月中旬》
豊橋鉄道:赤岩口

豊橋鉄道東田本線
そんな線路名は住民は知らない
民営ながら何故か“市電”
市民に愛される電車だからか
自治体も自慢の街の誇り



夜のテルファー
夜のテルファー 《平成27年1月中旬》
清水マリンパーク(国鉄清水港線:清水港駅跡)

一日わずか一往復
三保の臨海地帯を走っていた
清水港線は記憶の彼方
貨物駅の無骨な施設が
今は光溢れるプロムナード



アルファ・リゾート21車窓
アルファ・リゾート21車窓 《平成27年1月中旬》
伊豆急行:川名〜富戸


アルファ・リゾート21車窓

(2100系電車)




足湯めぐり
足湯めぐり 《平成27年1月中旬》
伊豆急行:伊豆熱川

首都圏からお手軽な
避冬の温泉路線・伊豆急線
城ヶ崎海岸・伊豆高原・伊豆熱川
沿線の駅には無料の足湯
煙たなびく温泉櫓も風情たっぷり



東伊豆海岸
東伊豆海岸 《平成25年1月中旬》
伊豆急行:片瀬白田〜伊豆稲取

トモロ岬は見るからに脆く崩れそうな断崖
白波打ち寄せる大岩に埋め尽くされた磯
中腹を貫いていた旧国道は
大地の轟によって一瞬のうちに崩壊
鉄路は辛くも難を逃れた



リゾート21黒船電車
リゾート21黒船電車 《平成27年1月中旬》
伊豆急行:伊豆稲取〜今井浜海岸


リゾート21EX 黒船電車 客室

(2100系電車)




進路南へ
進路南へ 《平成25年1月中旬》
伊豆急行:片瀬白田〜伊豆稲取

青い海と白い波
城ケ崎海岸を見送りながら
断崖続く海岸線
遥か沖に連なる島影
さらに進路南へと



霧氷の朝
霧氷の朝 《平成26年1月中旬》
小海線:清里〜野辺山

半年の眠りについたはずの
大地と森が時折見せる
夜明けとともに広がる世界
標高千三百七十五米
氷点下二十度の高原を行く



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